昨日あたりから急激に寒くなって雪も結構降ってきました。
地面がツルツルしていると滑って危ない思いをする事もありますね。
そんな時は靴底が滑りにくくなるハーフソール加工がお勧めです。
ソールを保護しつつ滑りにくさをアップしますので、雨や雪の日でも靴が滑りにくくなります。
靴に貼るシートには様々な模様がありますが、シューリーでは主に写真のようなタイプをご用意しています。
見てもよく違いが分からない…という方も多いので、簡単にご説明いたします。
写真左…カサリ社のライトソール
ヨーロッパのブランド向け靴の靴材料を製造しているカサリという会社の柔らかく耐久性のあるスタンダードなタイプ。縞模様が刻まれていますので、すべり止め効果もあります。
写真中央…デュラソール
アメリカ製の厚さ1mmのシートです。他と比べ半分程度の厚さなので、薄く目立ちにくいので新品の靴や婦人靴に貼る事が多いです。やすり目の模様が入っていますのですべり止め効果も高いです。薄いってことは穴が空きやすいんじゃないの?
と思うかもしれませんが、私自身が使用した感想では、意外と長持ちして減りにくいです。
写真右…ビブラム製ハーフソール
ブーツや登山靴のソールに使用されているので知名度ナンバーワンのビブラム社のハーフソールシート。やすり目の模様でグリップ力もあります。せっかくだからちょっと良い物にしたい、という方に人気です。
婦人靴の全底交換です。
ウェッジソールのスニーカータイプの靴です。下に写っているのは割れてしまった元のソールになります。ウレタン素材のソールは劣化によりボロボロになってしまう事があります。
あまり履いていなくても空気中の水分を吸うことにより劣化が進みますので、大事に箱にしまっていたのにも関わらず履こうと思った時にソールが真っ二つに割れていた…という事もよくあります。
対策としては、湿気の多い場所に保存せず、風通しの良い場所に保存するか、箱にしまう場合は乾燥材を入れるなどして対策すると良いでしょう。ただし、そういった対策をしていても劣化は進行しますので、最終的にボロボロになる事は避けられません。
婦人靴2足の全底交換です。修理前の画像を撮り忘れたため、修理後の画像になります。
こちらの靴は底がすり減って穴が空いてしまっている状態でした。ヒールも大きく削れてしまっていたため、似たタイプのヒールを取り付けております。
新しいソールを貼り付け、耐久性と滑りにくさをアップするためにハーフソール加工を行っております。
今回の修理はあちこち壊れてきてしまった婦人靴です。
特に目立つのはヒール部分の削れですが、このような状態ですともう修理は無理?
いえ、諦めるのはまだ早いです!
加工前の写真を撮り忘れたので、加工後の写真のみになります。
婦人靴のマジックテープ部分が弱くなってきたので交換したいけど、なるべくお安い方法でお願いしたい、というご依頼でした。
穴を空けるのをご了承の上で、マジックテープの代わりにホックを取り付けました。
婦人靴のつま先部分の傷埋めです。
本革であれば靴磨きで対応しますが、人工皮革製なので傷ついて破れた生地が見えている状態なので、コロンブスのアドカラーを塗って傷を埋めたいと思います。
婦人靴のリフト交換(左)と巻革交換(右)です。
作業前の写真を撮り忘れてしまいました(^^;)
右の靴のヒールは元はエナメル素材でしたが今回はあえてスエード素材でお直ししています。
アッパーが布素材なので雰囲気的には合っていると思います。
買った時と同じように直すのも良いですが、気分を変えて違う素材にしてみるのもアリですね。
リフト交換900円
巻革交換3000円
婦人靴のヒール交換です。写真は作業が終了した後のものです。
右側にあるのが元々のヒールですが、途中からボキッと折れてしまったそうです。革を積み上げて作られたミルフィーユのような作りのヒールなので、横からの力が加わると折れてしまいやすいんですね。
そこで、なるべく似たような大きさのヒールを探して付けました。元の方のヒールの方が低く見えるのは途中から折れているためです。交換後のヒールの高さは元からの高さとほぼ全く同じです。
太さは少し細くなりましたが、靴としてのバランスは問題なさそうです。今回の事例では3500円となります。
底がフラットなクレープソールのかかと部分の修理です。減った部分だけ補強して直す事も可能でしたが、
なるべく長持ちするようにしたいとのご要望で耐久性のあるゴムを1枚貼り厚みを持たせました。
天然ゴムの場合は接着が弱いので難しいですが、今回の靴底は合成ゴムでしたのでしっかり接着できます。
婦人靴のつま先部分が擦れて色が無くなっている状態です。さらにソールの剥がれもあります。
ソールを接着し、つま先部分の色を補いました。
今回の事例では料金は¥1200となります。
よろしくお願いします。